Friday, February 11, 2011

社内Facebookは成功なるか? asana

Facebookがもともとは大学から始まった事はもう言うまでもないことだろう。
Facebookの成功の要因が大学という密なネットワークからスタートしている。
そういう意味で「会社」というネットワークをそもそも持っている組織体からスタートするFacebookがあってもいいかもしれない。

Facebookの共同創立者のDustin Moskovitzが中心となってはじめているasanaというプロジェクトはまさにそのような所をターゲットとしたサービスになりそうだ。



Asana Open House from Jerry Phillips on Vimeo.

社内のネットワークをFacebookのようなスピード溢れるストリーム、アクティビティにしてしまおういう試みはyammerも行っている。

Linkedinは「プロフィール」と「社外の人間関係」をコンセプトにしている分、ポジショニングは異なることになるだろう。

個人的にはすごく興味のある分野だし、成功してほしいなと思う。

気になる点を上げておくとこんな感じかな。

・メールよりも本当に便利になるのか?一元化できるのか?スイッチングコストは?
メールは本当に革命的なツールだったと思う。そして現在も我々はその恩恵を余すところなく享受している。アナログな世界とは別の次元にまさに転換したツールだ。
そして社内でのやり取りも多くの会社が社内でのメールのやり取りを通じて行っているのではないだろうか?
外部とのメッセージをやり取りするのと全く同じ感覚で使えるメールは非常に便利だ。

さてそれをアクティビティにすることによってどの程度価値が生まれるだろう?
実際に流すものは一体どのような内容になるだろう?

一元化できないのも弱みではある。外部とのやり取りはメールで、内部とのやり取りはasanaで、、、、ということを人間がするのかどうかも、その商品の付加価値には寄るものの、直感的には「?」という感じ。
もちろん、twitterをやっている社会人も多いし、その意味ではメール以外のツールを使う事もするようになるかもしれない。また、例えば「最もスピーディな」営業の連絡網ツールだというポジショニングを築く事ができればまたそれも違うかもしれない。



・集客をどのようにさせるのか?
Facebookなどは初期は大学のみという縛りも有りちょっと違ったのかもしれないが、基本的に口コミが社外に勝手に広がって、、、というのはちょっと考えにくい。
会社に営業をかけるのか、どうするのか、、、ちょっとあまり予想をしにくい。
今回の場合は作った人がFacebookでも有名になったDustin Moskovitzがやっている事を考えれば、その点の広告効果や、信頼度は他のサイトよりは有利だと思う。

この記事の最後にかいているのだが、
http://jp.techcrunch.com/archives/20110207finally-facebook-co-founder-opens-the-curtain-on-two-year-old-asana/

『MoskovitzとRosensteinは「この点〔ユーザーが職場にいる間、常時ログインして利用していること〕が達成できなければAsanaは失敗だ」とはっきりと述べた。』

ということで、その急ぎ良さには感服。
すばらしい考え方だと思います。

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