Friday, January 7, 2011

Mac App Storeが生み出す効果 ~その3~

Mac App Store が生み出す効果について引き続き考えてみたい。3つめはつぎのこと。

(3)ブラウザに縛られないサービスの台頭
iTunesやSkype、Twittieなどのようにネットにつながっていながら、独自のアプリケーションとして成功している例は実はまだそうは多くない。
現在webの世界で提供されているWebサービスの多くはWebブラウザを通じてしか体験することができない。
それは実は

・HTML
・CSS
・JavaScript
・Flash

を使ったサービスしか作ることができない、ということでもある。
また、開発者の頭を悩ませていた、

・ブラウザ依存の問題
(ブラウザが異なることによってユーザエクスペリエンスが異なること。多くはエラーやバグが発生する問題)

これがブラウザに依存しないということに慣れば技術的にこれまでは不可能だった様々なサービスを考える可能性は増えてくる。

例えば、ゲーム。
Web上で行うゲームの多くはFlashによって作られている(多分。)。もちろんそれでできる場合にはいいのだが以前からAdobeとAppleが対立をしているように、Flashには技術的な観点から問題も多い。そういった制約に対して少なくとも一つの解決方法を提示してくれているのが今回のAppStoreだと思う。
まだ実感したわけではないが、ブラウザに依存しないということによって、iPhoneではとてもユニークなアイデアのアプリがでてきた。それと同じようなことがMac App Storeでも起こることは間違いないし、個人的にはそれが起こってくれることを切に願っていたりする。

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